水道水は安全な水とされてきましたが、
ごく最近、その神話を揺るがす事件も発生しています

平成8年に埼玉県で、
クリプトスポリジウムによる集団下痢が発生しました


このクリプトスポリジウムとは自然界にいる原虫で、
何らかの原因により水道水に混じったと思われます。

当然自然界にいるものですが、
人間以外の家畜などの動物にも感染するもので、
今回のこの事件も家畜のふんが水道水に入ったため
人間の口に入ったと発表されました。

実はその4年前の平成4年には神奈川県でも発生していました。
埼玉県の場合、6700人にも大きな被害があったため、
大きな事件として取り上げられたのです。

このクリプトスポリジウム症に感染をすると、激しい下痢が続き
免疫機能が低下した方は入院をしなくてはならない状態になります。

埼玉県の事件の時には、死者こそ出ませんでしたが、
過去にアメリカでは、死者も多数でたという恐ろしいものです。

クリプトスポリジウムは、浄水場にて、様々な浄水処理過程において、
最終処理段階では、ゼロにならなければならないものです。

普通の細菌と比較をしてもとても強いものですから、
最終処理中に何らかの形で混入した場合、
そのまま水道水に流されてしまうことになってしまいます。

以前、日本で大変な騒ぎになったO-157同様
これと言った治療策がないので絶対にあってはならない事故です。

では、家庭で出来る感染予防としては、
必ず水道水は生水で飲まないことと、
浄水処理のある器械を使うことで予防ができると言われています。

煮沸ではクリプトスポリジウムは死滅しますし、
細かなサイズの中空糸膜で水道を通すことにより、直接口に入らない
ことが分かっています。

いつも必ず入っているとは限りませんが、抵抗力の弱い方が家庭内に
いる場合は、以上のことに気をつけることで感染しないということが
言えます。